お久しぶりです。
もう2023年も終盤ですね…。
今年の振り返りはまた少し後の機会にするとして、スマホの話です。
少し前の10月14日、サブ機をGalaxy Z Fold 3からFold 5に替えました!
Foldシリーズは「折りたたんだらスマホサイズ、広げたらタブレットサイズ」になる折りたたみスマホです。
職場で休憩時間にKindleを読んだり、カーナビが付いていない自分の車でYahooカーナビアプリを使ったりするのにとても便利です。
昨年、ドコモが8万円引きの安売りをしていた時にFold 3を入手したのですが、バッテリーが少し弱かったのと、Fold 5の魅力に負けて買い換えてしまいました…。
[バッテリー関連の話]
スマホにはSoCと呼ばれる、パソコンでいうとCPUに当たる(頭脳となる)部品があるのですが、それがFold 3では「Snapdragon 888」というものなのでした。これは2021年当時のハイエンドSoCではあるのですが、性能は高いが発熱が多めでバッテリー消費も激しめという、あまり当たりとはいえないものでした。
Fold 5では2023年ハイエンドSoCの「Snapdragon 8 Gen2」が搭載され、これは性能も高く発熱・バッテリー消費も控えめで、「当たりSoC」と評判です。
バッテリーの容量自体は双方とも4400mAhと同一なので、バッテリー消費の少ない・燃費の良いSoCを搭載しているZ Fold 5の方がバッテリー持ちは良くなるはずです。
大画面を積んでいる割に4400mAhは少ないとは思いますが、そこはどうしようもないですね…。
[Z Fold 5がZ Fold 3と比べて良い点]
・折りたたんだ時に隙間ができない(見た目が良い&画面の間に埃が入りづらい)
・折り目がマシになったらしい?
・重さが軽い(271 g→253 g)
・上記性能向上とバッテリー持ち改善
・カメラの性能向上(Galaxy Sシリーズには劣るが…)
・折りたたんだ際のカバー画面の横幅が広くなった(Fold 4とは同じ)
このあたりですかね。
・折り目
↑ 1年使ったZ Fold 3と新品のZ Fold 5との比較なので公平ではありませんが…ちょっとだけ5の方が折り目が目立たない感じはします。
ただ、白い画面を表示した状態で正面から見れば、どちらも折り目は分からないですね。
・カバー画面の横幅
縦長画面なのは良いのですが、Z Fold 3は結構横幅が狭く、Webページを見ていても狭く、文字を打とうとしても狭く、あまり使いたくならないものでした。
それが、Z Fold 5では少し縦が短くなり横が広くなったということで、マシになりました。
「縦長画面」というと21:9の画面比率のXperiaシリーズがありますが、Z Fold 3は「24.5:9」でZ Fold 5は「23.1:9」で、どちらとも結局はXperiaシリーズよりも縦長なんですが、どれくらいマシになったかというと…
↑ 表示領域をスケール(定規)で実測した数字を画像下に示しています。
やはりXperiaと比べると横幅は狭めですが、まだ3より5の方が良いですね。
触っていても、操作のしやすさはかなり改善されました。
ちなみに、4:3の写真を表示した場合は、XpariaもZ Foldシリーズもかなり小さくなってしまいます。
↑ 全て小さいですね…。キーボード入力をしたり等の操作をするわけでも無ければ、これくらいの表示領域の差は誤差範囲内かと思います。
まぁ、写真表示に関してはZ Foldシリーズは広げて大画面に出来るので、そこが大きなポテンシャルですね。
Xperiaのような縦長画面のメリットを一部享受しつつも、縦長以外の使用方法も使えるというのが良いです。
[OSの使いやすさ]
Galaxy全般の話になってしまいますが、OSの出来が良いですね。
そもそもAndroidスマホは、Googleの作ったAndroid OSをベースにしているのですが、メーカー各社がそれぞれ”改造”して自社スマホに搭載するのが通例です。
(今は亡きEssential Phone等、ほぼピュアなAndroidを載せているものもありましたが)
Xperiaは、5 ii(2020年頃)までの世代だと使いやすく、便利な独自アプリ(アルバムアプリ、Walkmanアプリ、Play Memories…)も多くあったのですが、その翌年あたりから独自アプリが無くなったり、使いやすい”改造”が無くなったりしてしまいました。
ピュアAndroid、というと聞こえは良いですが、ピュアAndroidを搭載しているGoogleのPixelが使いやすいかと言われるとそうではないと個人的には思ってるんですよね…。
例えば、マルチタスク画面で使える「アプリを全て終了させる」ボタンがスクロールの一番遠いところにあったり、画面分割が直感的で無かったり、クイックパネル(Wi-Fiのオンオフボタン等)が無駄に大きくなっていたり等…。
SONYの開発費不足か、開発がそれで良いと思っているのか…、ピュアAndroidの使いづらいところもそのまま継承してしまっている部分が多く目に付くようになってしまいました。
Galaxyが搭載するOne UI(サムスンによる名称)は、流石世界で一番Android機を売って(作って)いるメーカーと言うべきか、ピュアAndroidにおける使いづらい部分を無くして、ユーザーが使いやすいようにかなり配慮されたOSに仕立て上げています。
上でデメリットとして挙げた点は全て存在しません。
マルチタスクのタスクキルボタンへの導線、画面分割のやりやすさ、クイックパネルは丸形(Android11の時のような一覧性の良いボタン形状)…、
他には「懐中電灯LEDの明るさ変更」が出来たり(iPhoneでは出来るがAndroidではあまり見ない)、
ギャラリー等の独自アプリが使いやすかったり…。
Androidは、いろいろホーム画面をカスタマイズしたり、ギャラリー/音楽再生/ビデオ再生/画像編集用のアプリを選んだりできるのがメリットであり面倒なところでもあるのですが、Galaxyは独自アプリの完成度が高く、「いろいろ探さなくてもこれで良いじゃん」となってしまいますね。
[カメラについて]
Galaxyといえば「撮った写真の色が派手」とよく言われる印象があります。
Galaxyのカメラの絵作りは、好みによると言えばそれまでなのですが、確かにXperiaと比べると自然さは無いです。例えば、青空はかなり青くなり、花の色は鮮やかに補正されたり等…。 自分も最初は(ちょっとどうなのかかな~と思っていました)
「カメラスマホといえばXperia」みたいな印象は僕にもあったのですが、
僕の持っていたXperia 5 iiと、妻が使っていたGalaxy S21とで撮った写真とを比較すると、Xperiaは、
・望遠が弱く、デジタルズーム無しであっても画質劣化が激しい
・色の表現は正確かもしれないが、見栄えがしない(眠たい写真が多い)
・条件がそろわないと良い画質の写真を撮れない
・夜景に弱い。暗い場所では真っ暗な写真しか撮れない(肉眼通りと言えばそうかもしれないが)
のような弱点があるなぁ~と感じるようになってきました。(個人の感想です)
「Xperiaは半押しできるシャッターボタンがある!Photography Proで設定を詰めて撮影できる!」と思ってしまう自分もいたのですが、
スマホで肩肘はってガチな撮影するのもちょっと疲れてしまったんですよね。
「構えて、露出調整して、ボタン半押ししてAF合わせながらタイミングを待って、…撮る!!」
っていう一連の動作、一眼レフカメラだったら必要性があるし、その努力に値する写真が得られるのでやるのですが(F値変えて被写界深度も変えられるし。)、
「画面向けてボタンポチー」でそこそこの写真を撮影できるスマホで、それをやる必要あるか…? と思うようになってしまいました。
Xperiaも標準カメラアプリを使えば「画面向けてボタンポチー」できるんですけど、せっかくシャッターボタンがあるんだったらちゃんと使いたくなってしまいたくなるんですよね。強迫観念か?
にしては、得られる写真はそんなに…っていう感じだったので、とうとうXperiaから離れてしまいました。
なお、Z FoldシリーズはGalasy Sシリーズとは異なりカメラ性能がほどほどであまり高くないですが、絵作りに関してはGalaxy内で共通しています。
僕の今のメイン機は(カメラ最強と名高い)Galaxy S23 Ultraで、Z Fold 5のカメラは記録用にくらいしか使っていません。
というわけで、
・メイン機:性能最強、カメラも強く、バッテリー持ちも最高なGalaxy S23 Ultra、
・サブ機:大画面にもなるし、Xperia的縦長画面も可能、かつ性能もメイン機と同等なGalaxy Z Fold 5
という最強のGalaxy布陣となってしまったのでした。
もうしばらくはスマホ替えられないですね…。
ちなみに、Z Fold 3はイオシスで高く売れました。
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