RTA。
リアルタイムアタック Real Time Attackのことですね。ゲーム界隈で使われる用語です。
例えばマインクラフトでネザーに入るまでのスピードや、エンダードラゴンを倒すまでのスピードを、リアルな時間で記録し、競うものです。
ネザーRTAを例にすると…
木材を集めて作業台・木オノ・木ツルハシを作り、さらに木材を集めて石ツルハシを作ってから鉄を集めて精錬した後にバケツを作り、道中砂利を1つ掘っておいて火打ち石と打ち金を調達し、水をバケツですくってからマグマだまりを探し、水バケツとの組み合わせでゲートを作り、ネザーinする…
という流れになろうかと思います。
作業の内容や手順を明確にし、その中で効率的に動くのがRTAの醍醐味だと思います。超えるべきは自分自身の記録。う~ん楽しい。
…ミルクの話でしたね。
・お子がグズり始めた!
・お子がグズってはいないが、そろそろミルクの時間だし、もう起きそうでモゾモゾしている!
・妻に「作って」と言われた!
など、すぐにミルクが欲しい!という時があります。
粉ミルクでのミルク調製におけるRTA。
2024年12月時点での、RTA歴約9ヶ月のプレーヤーの手順を紹介します。
もっと効率化できる部分がこれから出てくるかもしれませんが、とりあえず自分的には今のこれが最速の方法だと思っています。200 mLのミルクを作るていで紹介します。
1. 電気ケトルのスイッチを入れる
・最も時間のかかる「お湯を沸かす」工程を最初に始める。
・電気ケトルに入れる水の量は最小で50 mLだが、利便性(水を入れっぱなしにしておける)の面から、500 mL以内であれば可とする。ただし、水を入れすぎると沸くのが遅くなる。
・このタイミングで大人がトイレに行くことも可能
・電気ポットを使えば大幅な時間短縮が可能だと思われる。というか電気ポットがあれば1.の工程が無くなる。
2. 常温の浄水を確保する
・我々には「浄水器」がある!
・記事内でも書いている通り、最初の数秒間は電極洗浄が入るため、なるべく早く浄水器に水を通し始める。運が悪いと30秒待機。それは仕方が無い。
・我々はプロテインシェーカーを使って水を汲んでいる。計量メモリがある為、水の量を把握しやすい。150~200 mL程度あれば良い。
3. 哺乳瓶などを準備する
・2.の水を確保するのと同時に、薬液に浸けていた哺乳瓶、乳首などを取り出し、タオルの上に置いておく。
・哺乳瓶は口を下に向けて置いておき、残る薬液を少しでも減らす。(次亜塩素酸水は少量を口に入れても問題無いが、できるだけ減らす。)
4. 粉ミルクを哺乳瓶に入れる
・ここで紹介した100均のスプーンなら2回で計量完了!早い!
5. 沸かしたお湯を入れ、ミルクを溶かす
・お湯の量は50-70 mL程度。多すぎると冷ますのに時間が掛かる。
・めちゃくちゃ哺乳瓶を回せば溶ける。
・お湯は粉ミルクの滅菌に必要なので必須
6. 汲んでおいた浄水を追加し、200 mLにする
・哺乳瓶を回しつつ、水を入れていくのが良い。
※こぼさないように注意
7. (必要な場合、哺乳瓶を流水で冷やす)
・様々な方法を考えたが、冷やすのは流水が最強。
8. 余った浄水を電気ケトルに入れる
・次回のお湯用の水の補充をここでやっておく。
お湯(90℃)が50 mL、水(20℃)が150 mLの場合、それらを混合すると計算上は「37.5℃」となります。
なので、基本的に上記の5, 6の量で作っている限り、7.の工程は不必要なはずです。
水やお湯の温度にバラツキがありますが、まぁ30-38℃くらいの間には収まるでしょう、ということで。
これは、家でも外出先でも使える方法ですので、是非お試しください!
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最初は、全てをお湯(電気ケトルで作ったアチアチの熱湯)で作っていた為、それを冷ますのにかなりの時間がかかっていました。
ミルク冷やし装置を作ってみたり…
ミルク早く冷ましマシーンMk.II pic.twitter.com/hsw7jAq6IY
— なおたん (@signofnight) June 24, 2024
そのほかにもファンの風を当てる(空冷)であったりといろいろ試してみましたが、蛇口から流れる水で冷やすのが、衛生上的にも、冷ますスピード的にも一番良かったです。
水50、お湯150で作るようになってからは殆ど流水で冷やすこともしなくなりましたけどね。
哺乳瓶がガラスの場合は、最初に入れた熱湯の熱さがガラスに残っている為、少しだけ流水をかけることがありますが…。
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…ま、粉ミルクが入っている缶の説明書には
「できあがりの半分量のお湯で溶かし、残りを水で埋める」
とあるので、上記の僕のRTA手順だと水量に関してレギュレーション違反となるかもしれませんけどね!
オチがついたところで、今回の記事はこのくらいで。
では!