とあるブログ

RTA。

リアルタイムアタック Real Time Attackのことですね。ゲーム界隈で使われる用語です。

例えばマインクラフトでネザーに入るまでのスピードや、エンダードラゴンを倒すまでのスピードを、リアルな時間で記録し、競うものです。

ネザーRTAを例にすると…
木材を集めて作業台・木オノ・木ツルハシを作り、さらに木材を集めて石ツルハシを作ってから鉄を集めて精錬した後にバケツを作り、道中砂利を1つ掘っておいて火打ち石と打ち金を調達し、水をバケツですくってからマグマだまりを探し、水バケツとの組み合わせでゲートを作り、ネザーinする…
という流れになろうかと思います。

作業の内容や手順を明確にし、その中で効率的に動くのがRTAの醍醐味だと思います。超えるべきは自分自身の記録。う~ん楽しい。


…ミルクの話でしたね。


・お子がグズり始めた!
・お子がグズってはいないが、そろそろミルクの時間だし、もう起きそうでモゾモゾしている!
・妻に「作って」と言われた!

など、すぐにミルクが欲しい!という時があります。

粉ミルクでのミルク調製におけるRTA。
2024年12月時点での、RTA歴約9ヶ月のプレーヤーの手順を紹介します。

もっと効率化できる部分がこれから出てくるかもしれませんが、とりあえず自分的には今のこれが最速の方法だと思っています。200 mLのミルクを作るていで紹介します。

1. 電気ケトルのスイッチを入れる
 ・最も時間のかかる「お湯を沸かす」工程を最初に始める。
 ・電気ケトルに入れる水の量は最小で50 mLだが、利便性(水を入れっぱなしにしておける)の面から、500 mL以内であれば可とする。ただし、水を入れすぎると沸くのが遅くなる。
 ・このタイミングで大人がトイレに行くことも可能
 ・電気ポットを使えば大幅な時間短縮が可能だと思われる。というか電気ポットがあれば1.の工程が無くなる。

2. 常温の浄水を確保する
 ・我々には「浄水器」がある
 ・記事内でも書いている通り、最初の数秒間は電極洗浄が入るため、なるべく早く浄水器に水を通し始める。運が悪いと30秒待機。それは仕方が無い。
 ・我々はプロテインシェーカーを使って水を汲んでいる。計量メモリがある為、水の量を把握しやすい。150~200 mL程度あれば良い。

3. 哺乳瓶などを準備する
 ・2.の水を確保するのと同時に、薬液に浸けていた哺乳瓶、乳首などを取り出し、タオルの上に置いておく。
 ・哺乳瓶は口を下に向けて置いておき、残る薬液を少しでも減らす。(次亜塩素酸水は少量を口に入れても問題無いが、できるだけ減らす。)

4. 粉ミルクを哺乳瓶に入れる
 ・ここで紹介した100均のスプーンなら2回で計量完了!早い!

5. 沸かしたお湯を入れ、ミルクを溶かす
 ・お湯の量は50-70 mL程度。多すぎると冷ますのに時間が掛かる。
 ・めちゃくちゃ哺乳瓶を回せば溶ける。
 ・お湯は粉ミルクの滅菌に必要なので必須

6. 汲んでおいた浄水を追加し、200 mLにする
 ・哺乳瓶を回しつつ、水を入れていくのが良い。
※こぼさないように注意

7. (必要な場合、哺乳瓶を流水で冷やす)
 ・様々な方法を考えたが、冷やすのは流水が最強。

8. 余った浄水を電気ケトルに入れる
 ・次回のお湯用の水の補充をここでやっておく。


お湯(90℃)が50 mL、水(20℃)が150 mLの場合、それらを混合すると計算上は「37.5℃」となります。
なので、基本的に上記の5, 6の量で作っている限り、7.の工程は不必要なはずです。
水やお湯の温度にバラツキがありますが、まぁ30-38℃くらいの間には収まるでしょう、ということで。

これは、家でも外出先でも使える方法ですので、是非お試しください!


~~~~~


最初は、全てをお湯(電気ケトルで作ったアチアチの熱湯)で作っていた為、それを冷ますのにかなりの時間がかかっていました。

ミルク冷やし装置を作ってみたり…


そのほかにもファンの風を当てる(空冷)であったりといろいろ試してみましたが、蛇口から流れる水で冷やすのが、衛生上的にも、冷ますスピード的にも一番良かったです。

水50、お湯150で作るようになってからは殆ど流水で冷やすこともしなくなりましたけどね。
哺乳瓶がガラスの場合は、最初に入れた熱湯の熱さがガラスに残っている為、少しだけ流水をかけることがありますが…。

~~~~~

…ま、粉ミルクが入っている缶の説明書には

「できあがりの半分量のお湯で溶かし、残りを水で埋める」

とあるので、上記の僕のRTA手順だと水量に関してレギュレーション違反となるかもしれませんけどね!

オチがついたところで、今回の記事はこのくらいで。

では!

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 粉ミルクで一番大事なことは入手性ですよね。

いつも行くスーパーや近所のドラッグストア、はたまた出先などで、いつも同じ物が買えるということが大事だと思います。

 …それでも、いくつかのメーカーがあり、どうやって選べば良いか分からないな~と思っていました。
オムツでもそうですが、何が良いか分からない、どう選べば良いか分からない状態なのに、選ばなくてはいけないわけです。

…難しい。

これが、例えばスマホだったら、iOSか?Androidか?Androidなら、SoC性能で選んだり、予算から選んだり、カメラの強さで選んだり、見た目の好みで選んだり、等、いろいろ思いつくことはあるのですが、ミルク初心者には厳しい。だって何も知らないんだもの。

そんな状態であった自分達が、どうやって選んだかというと…


「産院で使われていたメーカーのものをそのまま使う」
です。

産院に業者が入っている、というと聞こえはあまり良くないかなと思うのですが、正直何も分からない状態の自分達にとっては助けになりましたね。実際、他の赤ちゃんで実績はあるでしょうし、自分達のお子もそれを飲んでいるし、と。

冒頭で述べた入手性についても、このメーカーはパスしていたのでそれも良かったです。
(メーカーは“雪印ビーンスターク”です。)

粉ではない、既に液体になっているもので缶に入っている物もあったのですが、それはお子が嫌がったので使っていません。低温殺菌されているせいか色も少し黄色く、味や質が違っていたんですかね?

・・・

この記事を書いている今は生後約8ヶ月。
離乳食も進み、ミルクを飲む量も減ってきています。
完全に卒乳するのはいつになりますかね~。

あと、最近知ったのですが、「フォローアップミルク」という種類の粉ミルクも存在するらしいのですが、これは基本的に必要ないらしいです。(2024年12月現在の知見においては。)


では!

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 お子が生後間もない頃、0~3ヶ月とかは、ミルクの頻度はだいたい3時間おきくらいでした。


ミルクを飲む(10-15分くらい?)

げっぷするまで待つ

寝かせる or 仰向けで置く or バウンサーに置く

哺乳瓶を洗う

待機(2時間くらい?)

次のミルクの準備(お湯の準備、粉ミルク計量、溶かす、冷ます…)

ミルクを飲む

(以降無限ループ)

これが続いていく感じでした。

……まぁ、どこかに外出とかはできなかったわけです。検診とかでもないと連れだそうとは思わない、というのが正直なところですね。(外気浴もほとんどせず、時々ベランダを開けるくらいでした…w)

それが、生後4ヶ月を超えて首も座り、さらにミルクの間隔が延びて4時間に一回となり、
さらに生後6ヶ月を超えてB型ベビーカーを使えるようになり…、と成長してくると、外に連れ出せる機会が、……いや、連れ出そうと思えることが増えてきました。

※なお、生後6ヶ月頃までの月齢の子に使用する「A型ベビーカー」は、今回自分が育休を取る & 自分がお子を持てるだろう、ということで買いませんでした。

短時間の外出、例えば近所のドラッグストアに行く、とかスーパーに行く程度だったら、それほど大層な装備は要らないのですが、少し離れた所に行くとなると、お出かけ装備が必要になります。

・オムツ
・ウェットティッシュ
・オムツを替えるときに下に敷く吸水シート
・ゴミ袋
・ミルクセット(哺乳瓶、粉ミルク)
・水
・お湯

などなど。

粉ミルクに関しては、粉が入っているスティック状の袋であったり、キューブ状に押し固められたものがあります。

両方使ってみたのですが、キューブ状のものは少しお湯に溶けづらい気がしました。
普段使っている缶のミルクと中身が(おそらく)同じで、味に変化がないだろうということもあり、買い足していくのはスティック袋のものになりました。

あと、西松屋などで、缶の粉ミルク3個にスティック袋も付いたセット袋も売っていたりして、ちょいちょいスティック袋版が供給できることも大きいですね。

なお、Instagramなどで、
「哺乳瓶に、1回分(例えば200 mL分)の粉ミルクを入れておき、ラップでフタをしてから乳首をセットしておく」
という方法が紹介されたりもしていますが、我々は薬液で哺乳瓶を普段除菌していることから、その方法はあまり使えませんでした。
(哺乳瓶が基本濡れているので、出かける前にそれを拭く、という手間が掛かるんですよね…。)

なので、少し割高ですが、利便性や供給の面からスティック袋のものを使っています。


お湯と水に関しては、大きな商業施設に行くとベビールームなどに用意されていたりしますが、車の中でグズったりして必要になったときの為に、それぞれ水筒に入れて持ち歩きます。
少量のお湯で粉ミルクを溶かし、水で冷ましつつ量を調整する、という感じですね。

(ミルクを作る流れの詳細に関しては別記事にて書いてみようと思います。)

今回の記事はこんなところで!

では!

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 ミルクを作るときに必要なもの。

哺乳瓶、哺乳瓶の乳首、それらの接合部の樹脂部品。
メーカーにより差異はあると思いますが、うちで使っているPigeonの「母乳実感」シリーズだとその3つです。

 それらは、ミルクと同じく滅菌が必要です。

 何も知らなかった初心者の我々は、子が産まれる前に「哺乳瓶スターターセット」のようなものを購入していました。(Pigeonではない別メーカーだったと思います。)
 それの滅菌方式は「蒸気滅菌」を採用しており、哺乳瓶などを入れた容器に少量の水道水を入れ、電子レンジで5分間加熱して滅菌するというものでした。

 何回かお試しでやったのですが、
・水がこぼれないように電子レンジまでもっていくのが面倒
・5分経った後、熱すぎてすぐに取り出せない
・取り出すときも水がこぼれないように注意する必要がある

…と、だいぶ面倒だな~、でも仕方ないのかな~と思っていました。

※2024年4月、「電子レンジの調理以外の使用」(目的外使用)という観点から、Pigeonは推奨しないという話が出たそうですね。今調べていて知りました。

 そんな感じだったのですが、お子が産まれた産院では「薬液除菌」で哺乳瓶等を除菌しており、夫婦とも「こっちの方が便利だな?」と意見が一致し、薬液除菌方式を採用することにしました。(スターターセットは一度も実戦で使用されることはありませんでした…)



↑ いろいろつけ込んで除菌している様子


 薬液除菌という方法があることすら知らなかった初心者の僕から説明するのはおこがましいのですが…。

・薬液とは「次亜塩素酸水」のこと
・哺乳瓶などを浸けておくだけで滅菌ができる(1時間程度)
・浸けっぱなしにしておいても大した問題は無い(重要!)
・一度作った薬液は24時間有効

…という感じです。

3つ目の「浸けっぱなしでOK」というのがユーザーからすると重要ですね。
一定時間後に出さなくてはいけなかったりしたら面倒ですし、
使う直前まで入れておいて使う際に出す、という流れは、哺乳瓶が汚される心配も無いですから。

本来はトング等を使用して薬液に触れないようにして取り出す必要があるらしいのですが、面倒なので手で取りだしています。(無論推奨はされないと思いますが…)


 なお、乳首などのシリコン部品は浸けすぎると白く変色していきますが、まぁ変色したら買い換えるか~くらいで考えています。
お子の乳首への拘り(使い慣れたものでないと嫌、など)が無い為、このような運用でいけているような気もします。助かっている…!


↑ 白く変色したもの(左)と新品(右)。次亜塩素酸水がシリコンを侵しているようだ

 作った薬液の使用期限は24時間なので、「昼12時ごろに作り直す」ということを夫婦で決めておき、気づいた方がやるようにしています。

 それにあたり、置いてある薬液が未交換か交換済かを分かりやすくする表示を作りました。


↑ 薬液のそばに未交換/交換済の表示を置く、と。
薬液を交換したらマグネットを「交換済み」に移動させる。

 なお、「未交換」に表示を変更するのは、日付が変わる頃を目安として、寝る前に替えておく、という運用です。これは、僕が忘れないように毎日やっています。

 除菌液は、ものにもよるかもしれませんが、自分たちが使っているものは「濃縮のものを水道水で希釈して使う」タイプです。



↑ 水道水を2 L入れてから…



↑ キャップで濃縮液を測りとって入れると。
(下のラインは1 L用で、上のラインは3 L用です。なので、2 Lが必要な我々は、な~んとなくその中間で入れています。)

タブレット(錠剤)型のものもあるので、妻の実家などの短期滞在先ではそちらを活用しています。


 
そんなこんなな除菌事情でした。


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 ミルクを作るために必要なもの、水。
赤ちゃんのみならず、大人も水分は必要です。

 飲み水について、普通のご家庭がどのようにしているのかは分かりませんが、僕個人の話をすると、

・一人暮らしを始めたばかりの頃は、水道水を電気ケトルで沸騰させ、パックのお茶を入れて…という感じ(実家での方法そのまま)
・慣れてきた頃は、水道水をお茶ポットに入れ、水出しの麦茶パックを放り込んでそのまま冷蔵庫行き
・お茶ポットを洗うのが面倒になってからは、水道水を冷やしたもの
・院に進んで、少し身体のことを気にするようになってからは、濾過した水道水を冷やしたもの
・家庭ができてからは、濾過した水道水を沸騰させてパックのお茶をいれて…と、最初の方法に近い感じ

…という変遷でした。一人だとテキトーになっていくの、一人暮らしあるあるだと思います。



↑ 水道水を濾過する用のポット。吹奏楽部の同期が卒業するときにくれました。

 赤ちゃんにとって水は最重要。赤ちゃんが来ることが分かってからというもの、水の供給についていくつかのパターンを考えました。

・現行の水道水濾過→待ち時間がそこそこ発生するので、すぐに浄水が欲しいときには適さない。
・ペットボトルの水を買う?→買うのが大変、Amazon等で注文するにしても、ペットボトルを捨てるのが面倒。
・スーパー等で買える、ボトル式の浄水を買う?→重くて大変。
・ウォーターサーバーを置く?→設置面積で家賃を吸われるのが気に食わない、置く場所が無い、維持費が高そう

などなど。


結局、我々はこれを採用しました。



水道に繋げる方式の浄水器です!
家庭によって何が最適かは変わってくると思うので、これが唯一の正解とまではいえないと思いますが、うちにとっては良い選択だったなと思っています。

この浄水器、具体的には、Panasonicの「TK-AS48」という機種で、
蛇口の先端に設置されたパーツからチューブで水を浄水器に引き込み、カートリッジで濾過した後、再び蛇口の先端のパーツから浄水が出てくる、というものです。
※普通の水道水が使いたい場合は切り替えることもできます。



↑ 蛇口先端。3つのモードがあり、1) 浄水、2) 水道水(ストレート)、3) 水道水(シャワー)です。


これ、かなりの上位機種です。

もっと簡単で安い、蛇口の先端だけにつける浄水器もあるのですが、濾過能力に不安がありました。この機種はカートリッジがかなり巨大なので、安心感も大きいです。

あとは、同じような巨大なカートリッジを持つ機種でも、浄水の出てくる場所が違うもの(浄水器からニョキッと伸びる金属のチューブから出てくる)もありましたが、個人的な好みで、蛇口部分から浄水が出てくる方にしました。

この機種はカートリッジの交換目安(あと~日、や何リットル濾過した、等)も教えてくれる為、維持管理にかかる手間が削減されるのが良いですね。
ものぐさな自分は、いつ購入したカートリッジなのか、1日にどのくらい使っているのか、等をまったく考えず、永遠に同じ、古い、目の詰まったカートリッジを使い続けてしまうことが目に見えています。

自分一人なら良いのですが、赤ちゃんにそれをやるととても可哀想なので、良い機種を選ばせて貰いました。なお、お義母さんが奮発して買ってくれました!

本機種には、水の電気分解を行ってアルカリ水を作るような機能がありますが、大人だけの時はそれを使っていました。さらにおいしくなるような気がします。(非科学的かもな?)
ただ、赤ちゃんのミルク用としてはアルカリ水ではなく、普通の浄水が推奨されていたため、最近は使っていないですね…。少し勿体ない。毎回切り替えるのも面倒ですしね。

少しこの浄水器のネガティブな点を挙げると、
・水を出してから浄水が使用可能になるまで数秒待たされる。電極等の洗浄タイミングが入ると30秒程度待たされる。(これは24時間に1回程度)
・普通の水道水モード(ストレート)で水を出す際、空気が多く含まれたいわゆる「節水タイプ」の出方をする為、水道水を急いで大量に汲みたい際はヤキモキする
・浄水を出す際、流量は結構制限される。蛇口を捻って流量を増やそうとするとどこかに負荷がかかりそうで怖い
・35℃未満の水しか濾過してはいけない為、お湯を通さないように注意する必要がある

…くらいですかね。どちらも僕にとってクリティカルではないですが、少し気になるな~くらいの感想です。(4つ目は妻が嫌がっていましたが…)

~~~

この浄水器は赤ちゃんのミルク用のみならず、大人用のお茶を作る時用や、米を炊くとき用などでも大活躍しています。
最近は、加湿器(象印のスチーム型)にも使っていますね。水道水で運用しているとカルキ汚れが結構内壁にこびり付くのですが、浄水だとかなりマシになります。大量に水を使うので、カートリッジの寿命が気になるところですが…、あまり気にしないようにしてます。通知が出たら換えればよいさ。

なお、現在のうちでのお茶はこれです。



「伊藤園 健康ミネラルむぎ茶 希釈用 (缶) 」です。
お茶ポットに浄水を入れ、この缶の中身を入れるだけで麦茶が完成!
とても楽ちん。冷ます手間も無し。抽出する待ち時間も無くすぐ飲める!
溶かす際も、濃縮液が沈殿せず結構すぐに拡散してくれます。

これのウーロン茶版もある(サントリーだったかな?)のですが、ウーロン茶を多く飲み過ぎると尿道結石になるという情報を見てから、麦茶に切り替えました。
尿道結石にはなりたくない…。

麦茶を使う際の面倒ごととしては「カビやすいこと」ですかね。
ウーロン茶ではそのようなことはなかったのですが、麦茶を常温でほったらかしていたらすぐカビますし、ポットをあまりに洗わず使い回しまくっているとこれまたカビ?のようなぬめりが発生するので、この点だけは面倒いです。(妻がよく洗ってくれます…)


そんなこんななおうちの水事情でした。

赤ちゃんのためにいろいろ考えていたら、結構良い方向に水事情が変化したのでした。とさ。

では!

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 育児関連最初の記事は「粉ミルク」についてです。


 他に「ミルク編」としては、他に水、滅菌、種類(メーカー)、作る流れ、ゲップ、お出かけ、搾乳機などの話をネタとして保管していますが、一度に書くのではなく、小出しにしていこうと思います。


 粉ミルクの立ち位置といえば、
・赤ちゃんの生命線
・生後6ヶ月頃までの完全栄養食(それ以降は鉄分が不足したり等するので離乳食で補っていく必要があるようです。)
・母乳が出ない場合の代替
などなどですかね。


 うちの場合は混合(:母乳をあげてから、不足分は粉ミルクをあげることを言う)で進めています。
 生まれた直後は3時間おきにミルクをあげないといけないことから、完母(:完全に母乳だけを与えることを言う)で進めようとする人は体力も眠気も大変そうですね…。
 幸い自分は育児休暇を取得できたので、夜は僕の担当で粉ミルクだけを、昼は妻の担当で混合を、という感じで進めていました。最近(2024年10月頃)は粉ミルクだけですけどね。

 育児の最初期、何も知らない頃は粉ミルクってただお湯に溶かすだけでしょ~?と思っていましたが、どうやらそれだけではないようです。…いや、それだけではあるのですが、その中にいろいろな要素が含まれているようです。

 まず、ミルクの粉を「滅菌」するために、熱湯で溶かす必要があります。
「どうせ人肌に冷やすんだから、37℃くらいのお湯で溶かせばいいんじゃないの~?」などと思っていましたが、違うんですね…。そこが初めて知って驚きでした。
熱湯で溶かした後、それを冷やす、もしくは湯冷ましで温度を調整する、というのが正しい流れのようです。 (ミルク冷やしのあれこれについてはまた別記事で書きます。)

 そして粉ミルクをお湯に溶かす時。
プロテインシェイカーのように「振ってはいけない」ことも初めて知りました。

 そもそも、赤ちゃんがミルクを飲む際、空気を一緒に飲んでしまい、それをゲップで出さないといけない(窒息の可能性がある為)という事象があります。
「振って作る」ということは、ミルクを泡立てる、ミルクに空気を含ませる、ということに繋がり、空気をより飲ませてしまう、という方向に働くのでNG、ということですね。

 「クレヨンしんちゃん」で、野原ひろしがミルクを上下に振って作っていましたが、それは駄目だったというわけですね…。(育児の参考書にする人はいないと思いますが…。 他にもしんちゃんがひまわりに枝豆を飛ばして食べさせたりしますw→気管に詰まり窒息の可能性)


 ミルクの量は、生まれた直後は1回40 mL程度だったものが、成長とともに増えていき、現在(生後7ヶ月)ではマックス1回200 mL飲むようになっています。
 粉ミルクを購入すると付いてくる「さじ」は、1すくいすり切りで20 mL分のミルクが作れるようになっています。→おそらくどのメーカーもそうですかね?

 最初のうちはそれで良いのですが、160 mLとかを作るようになると、8回も粉ミルクをすくわなくてはいけなくなり大変面倒。しかも時折、途中で数え間違えて分からなくなってしまったりします。
 そこで活躍したのが、セリアやダイソー等の100均で購入できるでかいスプーン!メーカーは山田化学さんですね。
 5回すくうのを1回に省略できるので大助かりです。数え間違える可能性もだいぶ低くなりますからね。200 mL作る場合は2回すくうだけで終わり!最強!



↑ 手前にあるのが附属のスプーン、奥にあるのがでかいスプーンです。

 50 mL用と100 mL用の2つがセットになっていますが、正直100 mL用の方しか使ってないですね。

 あと、とても細かいことを言うと、粉ミルクのメーカーによって粉の粒子に差がある、つまり1すくい20 mL分の粉ミルクの"かさ"や重さに差があるので、
このでかいスプーン100 mL用の1杯分が、果たして粉ミルクメーカーの20 mL附属スプーンの5回分に相当するのか、少し多かったり少なかったりするんじゃないか、という部分はそれぞれで検証しておかなければいけない部分だとは思います(し、スプーンの説明文にも書いてあります)
が、正直、そんなに差は出ないだろ~と思って細かくは見ていませんw

 粉ミルク編での個人的MVPはこのでかいスプーンですね。
難点を挙げるとすれば、スプーンが大きい為、すくった粉ミルクを哺乳瓶に入れる際、①哺乳瓶の縁に粉をこぼしてしまいがちなことと、②縁に触れてしまうことから、別記事で述べる「滅菌液」に触れてしまい、ちょくちょくスプーンを洗わないといけなくなるのが面倒なこと、くらいですかね。


それでは、今回の記事はこのくらいで。

では!

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2024年3月、僕の初めての子が産まれました。
妻とともに、てんやわんやしながら育児を進めているところです。

 その忘備録として、また、いつかまた役に立つときが来るかも、ということで、育児関連のちょっとした話を書いていこうと思います。

 育児は、多くの人が行うことであり、「育児ブログ」や「育児アカウント」などで様々な発信がなされています。

 なので、今さら育児の素人が記事を残すことに意味があるのか…?とも少し思ったのですが、人によって、子によって違うことが多々ありますので、「自分はこうだった」という記録を残す場としようと思います。

 ルールは以下の通りです。

・子そのものに関することは書かない
 将来的に「公開されたくない情報」だと子が判断する可能性があるものは書きません。
子の個人情報の保護のためでもあります。

 以上!

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 先日の「オカヤドカリの本の書評」を書いているうちに、オカヤドカリへの熱が再燃してきました。

上記記事にも書いている通り、僕は小学生の頃にオカヤドカリに出会い、大学受験でオカヤドカリを理由に琉球大学を選び、卒業論文、修士論文、博士論文でオカヤドカリの研究を行いました。

現在はオカヤドカリとは何の関係もない職についており、オカヤドカリの研究だけをして生きていけるとも思えません。

しかし、自分のこれまでの知見やノウハウなどをそのまま眠らせてしまうのも勿体ないので、ここでその情報を小出しにしていこうかなと考えました。

論文もあるので、その紹介もできたら良いですね。

そんなこんなで、新しいカテゴリ「オカヤドカリ」を設立することにしました。

頻繁に更新できるかどうかは分かりませんが、マイペースに進めていきます。
いつか、オカヤドカリの研究がしたいという人の役に立つように、
また、現在研究している人の何かの助けになれば良いなぁと思います。

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※書評に際して:本書の提供を受けましたが、金銭の授受は全く無く、書評内容についても公開前のチェックは全くありませんでした。
ただし、条件として、1. 【表題】、2. 【オカヤドカリの本】というワード(検索用)、3. 【ホームページアドレス】、4. 【本の写真1枚程度】の記載の指定があったため、本文の中にちりばめてあります。




笹塚 諒, 2024, オカヤドカリ:Land Hermit Crab in Pacific Rim. ジェイズ・エンタープライズ, 東京. 82pp.

【著者さまホームページ】:販売スケジュール等はこちらでご確認ください。
https://ones-habitat.com/landhermitcrab




さて、今回の記事は、いつものブログとは毛色がかなり違う「書評」です。
細々と16年以上運用しているこのブログですが、縁あって、新しく出る「オカヤドカリの本」の書評を書かせていただくことになりました。

はじめは、Twitter(Xとは書きませんので、気になさる方は以降心の中で読み替えてください)にて、フォロワーがリツイートしていた下記のツイートでオカヤドカリの本が新しく作られたことを知りました。

■ 僕とオカヤドカリ
僕とオカヤドカリに関する話を少しだけ紹介しますと、
小学生の頃に家族で行った沖縄旅行でオカヤドカリを知り、
りゅうか商事さんが那覇空港で販売していた生体を買って貰ったのがきっかけで、滋賀の実家で飼育したり、いろいろ飼い方を調べたりしていました。
"オカヤドカリ見聞録"さんは何度も見ていましたし、長期飼育されていた"偏屈の洞窟"さんのページも、毎回の更新を楽しみにしていました。

その後、オカヤドカリの研究がしたいと思い、彼らが生息している「沖縄」、かつ「生物系がある」琉球大学理学部に進学し、
研究室の先生の多分なご厚意のもとに、希望通りオカヤドカリの研究をすることができました

卒業論文(2014):「沖縄本島に生息するナキオカヤドカリCoenobita rugosus の生殖の季節性と放幼生行動」
修士論文(2016):「沖縄島に生息するナキオカヤドカリCoenobita rugosus雌の生殖活動と放幼生行動の周期性」
博士論文(2022):「A study on the biological periodicity of reproductive activity of the terrestrial hermit crab Coenobita rugosus in Okinawa-jima Island: Comparison with the marine hermit crab」(沖縄島におけるナキオカヤドカリCoenobita rugosusの生殖活動の周期性に関する研究:海産ヤドカリとの比較)

上記からも分かるとおり、僕は「オカヤドカリ類の生殖に関する行動の周期性」に興味があります。
滋賀に居た頃から、(オカヤドカリについてもっと知りたい~!)と思っていたことから、いろいろな書籍等も集めていました。




日本語で書かれたオカヤドカリの本というものはほとんど存在せず、図鑑のオカヤドカリのページや、オカヤドカリについて記載された章のページの端を折ったりする等して飢えをしのいでいました(?)。


↑ オカヤドカリが取り上げられているページの端を折っている様子

オカヤドカリの本において別格かつ伝説ともいえるのは、
沖縄県教育委員会が発行している「沖縄県天然記念物調査シリーズ第29集 オカヤドカリ生息実態調査報告 あまん(1987年)」*1、およびその続編ともいえる、
「沖縄県天然記念物調査シリーズ第43集 オカヤドカリ生息実態調査報告書Ⅱ(2006年)」*2 でしょう。
オカヤドカリの種や生態、民俗学的視点からの調査など、かなり細かく記載された調査報告書です。

ただ、残念ながら、滋賀では入手することはおろか中身を見ることもできず、琉大に進学してからその附属図書館にて初めて中身を拝むことができ、感動でした。
なお、“あまん”における放幼生行動の部分の内容に関しては、仲宗根先生が書かれた論文(英文) *3が存在しますが、それを知ったのはかなり後の話。論文自体もフリーアクセスではありませんからね。

その後、「あまん」は古本屋で入手し、「Ⅱ」のほうは図書館から処分される寸前のものを研究室の先輩が確保してくださり、2冊とも所持するという夢を叶えることができました。(とても感謝!)

また、オカヤドカリの本に限らず、オカヤドカリを題材にしたグッズなどは、見かけたら欲しくなってしまう人間でもあります。



最近購入した「金属ヤドカリ」:イワシ金属化さまの作品。うみねこ通販さまで購入。
おそらくオカヤドカリがモデルです。
がっしりした体格に左側の大きいはさみ脚(:左側大鉗脚)が特徴かな?
「オカヤドカリであれ」という希望的観測も含まれているかも…。

そういう特徴を持つ僕に、さきほどのツイートが突き刺さるわけです。

欲 し い ~ ~ っ !

リプライにて、発売前の書評依頼について書かれていたため、「ブログはあるんだけどな~」みたいなことを引用リツイートでぼそりと呟いたら、著者の方からとても丁寧な連絡が来て、発売前に書評を書かせていただけることとなりました。

そして到着!



うぉお~~!!良い!!!写真きれい!上手!!!いろんな種類について分かった気がする!!!
これが2000円!?安い!6000円でも買います!オカヤドカリファンなら必携ですぞ!!!
何も考えず買え!!10月下旬発売予定らしいです!!
詳細は著者さまのホームページ( https://www.ones-habitat.com/landhermitcrab )にGoだ!

以上を書評とさせていただきます。皆さん買いましょう!





というわけにもいかない、というか魅力の1/100も伝えきれておらず、勿体なさ過ぎると思いますので、拙いですが書評というものを書かせていただこうと思います。
僕自身の書きやすさから、ちょっと改まった書き方になっていきますがご容赦を。

また、当ブログでは基本的に外部サイトへのリンクは行わない方針(※リンク切れを起こしたりするのが気持ち悪い為)ですが、今回は大量に外部サイト等へのリンクを貼っております。
2024年9月下旬時点でアクセス可能ですが、将来的にそのどれかがアクセスできなくなっていても、私は関与できませんので、その際は残念ですが諦めてください。



本の内容について書く前に、著者さまご本人がどのような方なのか、何をしている方なのか、人となり等を私なりに把握してみようと思いました。

まず本書について、著者は
「(…前略…)所属も何もない野良の素人が自分で撮った写真と文で作ったものだから(…後略…)」
と仰っています。今回の書評依頼についても、その考えあってこそのものだと考えられます。

確かに、個人で出された本となると、いきなり「えいやっ」と購入するのは勇気が必要かもしれません。事前に書評があると購入の手助けとなったり、Not for meだな…と判断できたりしますからね。
私の文章がその一助になるよう、頑張って書かないと…。


■著者について
著者の笹塚氏がどのような論文等を出されている方かJSTで少し調べてみると、半数近くがオカヤドカリ類の内容であった。貴重なヤシガニ幼体の写真が写っている報告*4もあり、氏の論文等を読んでいるだけでも楽しめた。
Niche Lifeのコラムにオカヤドカリ類の写真の撮り方のコツを寄稿*5していらっしゃり、Twitterにも撮影の苦労を書く等、撮影に対する並々ならぬ情熱を感じることもできた。氏の興味はオカヤドカリに限らず、ヤドカリ類も含まれるようで、「シロサンゴヤドカリの上陸行動」*6という、オカヤドカリではない海棲のヤドカリが陸を経由して移動し、内陸に人工的に作られた海水環境へ進出した旨の記録を報告しているものもある。

また、ホームページの自己紹介 
“ちなみに研究者や保全関係者、写真家、ショップなどの生き物に関わる仕事をしてるわけではないです。”
の通り、氏は社会人として働きつつも、趣味として海外を含むフィールドに赴き、様々な写真を撮影しているようだ。

生物屋として論文や寄稿なども精力的に活動しており、本書のような書籍を出版する等、そのバイタリティも高いことがうかがえる。
(私が社会人をしながら博士号取得するのが無理だと判断し、いったん仕事を辞めたのとは対極的に。)

ホームページにある「シンガポール探訪記」も必読。
2022年、コロナ禍の中で、陰性証明書があれば海外との行き来ができるようになり始めた頃に、オカヤドカリの写真を撮りに行った(!)実録記である。
本書にもこの内容や、他の国の探訪記があっても良いくらいではないか、とも感じたが、そこは、本書はオカヤドカリの本ということで、オカヤドカリだけに内容をフォーカスすることに決めたのであろう。ホームページやブログでの公開が待たれる。

ところで、
生物系の人には、「~~屋」等という属性を表す言葉がある。
「エビ屋」「爬虫類屋」「虫屋」等等、それぞれの興味の対象をまとめた単語である。
氏は自身を「甲殻類屋・両爬屋・虫屋」と称しており、その通り、他の論文には爬虫類に関するものも含まれている。
本書の中でも、時折爬虫類の写真が顔を覗かせ、最後のページ(p.79-80)にも氏がフィールドで見た様々な生物の写真が収められている。
オカヤドカリ類を愛するが、それのみに限らない、幅広い対象への興味が氏の特徴であると思われる。

実際、私の偏見ではあるが、一つの種類のみに捕らわれて興味を狭める私のような人よりも、いくつかの分野にわたって興味を持っている人の方がすべからく優秀なのは、何となく肌で感じるところでもある。



■ 書評
書評に入る。

まず、表紙をめくると、二重線で消された「Land Hermit Crab in JAPAN」の文字が目に入る。



はてさて、誤植か、消し忘れか?と思ったが、最終ページのあとがきにその答え合わせがあった。
2016年発行の旧作品(:日本国内のみ版)と比較して、本書は"環太平洋版"である、ということを強調したいようだ。
少し分かりづらいが、氏の遊び心ということであろう。

続いて、ヤドカリ類とオカヤドカリ類の概説、体の構造について簡潔な紹介が入る。
初学者は、いきなり図鑑の写真を眺める前に、体の構造をふわっとでも覚えておくと後々のページを読む際に役に立つと思われる。

一点だけ、雄の生殖突起を示す写真が、体色の関係から少し分かりづらかったため、私が撮影した写真を載せておく(撮影クオリティが雲泥の差だということがよくわかる;無論私が泥である)。本書のこのページのどこかに、生殖突起および生殖孔付近の拡大写真があっても良かったかもしれない。



↑ 天然記念物であるオカヤドカリ類の現状変更(生態調査及び捕獲)許可(許可番号:25受庁財第4号の2029)のもと、個体を採集している際に撮影した写真(2014年9月9日撮影)。
ナキオカヤドカリCoenobita rugosus

7ページ目から始まる「オカヤドカリ図鑑」では、氏が環太平洋を巡って撮影したオカヤドカリ科の14種が美麗な写真とともに紹介されている。全82ページ中の半分近く(7-40ページ)が使用されており、これが本書のメイン・コンテンツであるといえよう。

1種につき2ページ。見開きの左側に、その種の特徴、生息場所、判別の方法等が記載されており、右側には氏の撮影した写真が並ぶ。

左ページの文章について、
オカヤドカリ類の種の判別方法は、基本的に左側大鉗脚にある斜向顆粒列の有無、眼柄の形状や下側の色、触角の色、体色等から総合的に判断することになるが、それらについて詳細に書かれているため、読んだだけで14種のオカヤドカリ類について完璧に分かったような気になれる。
また、37-40ページには判別の際の要点がスケッチ図とともにまとめられており、本書片手に海岸を歩いてみたくなる。
※オカヤドカリ類は国の天然記念物である為、基本的に日本国内では許可無く“触れること”もNGなので注意。

写真については、オカヤドカリたちの自然な姿が綺麗に撮影されており、「本当にプロではなくアマチュアなのか…???」と言いたくなるようなものばかり。
個人的には、サキシマオカヤドカリの写真がお気に入り。中々見ることの出来ないサキシマオカヤドカリが、その体色のバラつきも含めて複数個体分見ることができる貴重な写真たちであると思う。

市販されている図鑑でオカヤドカリを4種以上掲載しているものは私の記憶にはなく、図鑑としてこれらの写真を眺めるためだけに本書を購入してもよいだろう。

“右側ページに写真”という縛りを課している為に仕方の無い部分もあるとは思うが、似たような写真が並んでいたり、同じタイミングで撮ったのかな…?という写真が横にあったりすることも見受けられた(フシグロオカヤドカリ等)点は少し残念なポイントかもしれない。

“自然な姿”を載せるか、“種の判別のための助けとなる姿”(例:貝殻に籠もって左側大鉗脚が見やすくなっている状態や、生殖突起の拡大等)を載せるか、というバランスについては、“自然な姿”を多く載せる方を取り、種判別については文章や、37-40ページのスケッチ図で補完するという形にしたと思われる。
流石にオカヤドカリ類の生殖突起だけの拡大写真が並ぶ図鑑はニッチすぎるか…。

また、どのような撮影機材を使用したのか等について、残念ながら全く不明であるため、後学のためにもカメラのメーカー / 型番、よく使うレンズの情報等は、どこかに記載がある方が良かった。(出来れば写真ごとにシャッタースピード、F値、ISO等の情報も欲しかった…が、これだと写真展になってしまう。)

続けて、オカヤドカリ類がよく見られる生息環境の例の写真が、砂浜~海岸林~マングローブ林~洞窟 / 日本~海外と並ぶ。
それぞれ写真と文章で紹介されており、私自身の経験からも、(あ~、こういう場所にいるいる~)というものであったり、一人では立ち入ることも出来なさそうな洞窟などが掲載されていた。
写真は、氏が実際に赴きそこで撮影されたものであるため、その内容、そして説明文にも説得力が生まれている。
フィールド屋と関わりが無い一般人である我々にとって、そういった情報を入手できる機会はありがたい。なおかつ、一般人が危険な場所へ単独で立ち入ることがないよう、安全についても配慮するように書かれている点は、場所を紹介することに対する氏の責任感を感じさせられた。

47-52ページでは、日本国内外で撮影された“風景の中のオカヤドカリ類”の写真が、さながら写真展のように並ぶ。あえて黒背景にしているのも、それを狙ってのことであろう。

夕焼けをバックにたたずむ、ハクボオカヤドカリ(in メキシコ)の写真は必見。PC等の背景にするためにデータが欲しいくらいだ。いや、もっと貪欲に言うと、全てのデータの写真を販売してほしいくらいだ。

この写真の撮影については、氏もTwitterでその難しさを語っている。他にも、先行販売(2024年9月22日)の感想を受けて、氏のこだわりがあふれ出たツイートをいくつか載せておく。
実際の写真は、本書現物で確認されたい。

その後、本書は“生活”、“生態系での役割”、“繁殖”、“生活史”、“宿貝の役割”、“防御行動”、“脱皮と再生”、“名と宗教・民俗”、“飼育”、“コラム”、“短報”と続く。

それぞれ見開き2ページに収められつつも、“名と宗教・民俗”など、いわゆる生物学ではない範疇の内容も記載されており、さながら“ミニ「あまん」”ともいうべき内容となっている。
(※「あまん」*1は、オカヤドカリの呼び名の地域差、ハジチ(入れ墨)としてのデザインや、”オカヤドカリ葬”、"教育題材としてのオカヤドカリ"などの章がある。)


本来であれば、それぞれの章について細かく紹介した上で評したいが、内容を全て書いてしまいそうで、かつ文量が多すぎて読みづらくなると思われる為、簡単に箇条書きで紹介および指摘、感想を記載する。

・“生活”の章における54ページ下部の写真は素晴らしい。いったいどれだけの徳を積めば、これだけの撮影タイミングに巡り会えるのだろうか?
・"繁殖"の章については、私が大好きな分野だからか、もうちょっと書いてほしい内容(種による放幼生タイミングの違い・卵巣発達・抱卵された胚の発生過程等)もあったが、2ページに収めるという制約上、本書のように簡潔にまとめるのが正解であろう。
また、“放幼”という語の定義がされていないため、“放幼生"または"幼生放出"と書く方が良いかもしれない。
・“宿貝の役割”の章では、貝殻内の水分の詳細(真水ではなく、海水がベースで種によって濃度にバラツキがある)についての記載があっても良かったかもしれない。
・飼育環境について、15℃を下回らないようにする旨の記述があった方が良かった。
・幼生飼育は一般人には難しいと思われるが、結構サラッと書いてあり、さすがだな…と思わせられた。
・“脱皮と再生”の章にある、自切した歩脚の脱皮による再生についての写真は必見。70日での変化を写真で追っており、再生の過程がとても分かりやすい。
・"飼育"の章では、まさかの「衣装ケース」での飼育がベストと書いていて、生物屋目線だなぁと笑ってしまった。(脱走を考慮すると性能面では確かにベストだが、一般人は普通、観賞用としてオカヤドカリを飼育するのではないだろうか…?)




~書評ではないが、そのほかほんの少し気になった部分~


※もし第2版等があれば考慮して貰えると嬉しいかも?

・ページ数表示の無い部分がある。
写真と被るページには表示しないのか?と思いきや、そういうわけでも無い様子。一定のルールに従って表示の有無を決めた方が良い。
・5ページ:オカヤドカリ科は17種と書かれているが、4ページ(18種:オカヤドカリ属17種+ヤシガニ属1種)との齟齬がある?
・27ページ「大宗」は一般ではあまり使わない言い回しでは?(大部分、の意。一部の業界でよく使われる語か?
・無くても文章読解に影響のない接続詞が時折見られる。
→「つまり」(55p右上、61p左下)、「いうまでもなく」(42p上、44p下、61p右上)、「もちろん」(p3右上)等
・読解しづらくなる否定表現が時折見られる。(例:少なくない、珍しくない)


文章については、人の好み等が多く出る部分であるので、”私はこう思った”程度で読んでいただけると幸いである。ただ、編集者とまではいかないかもしれないが、文章や写真の体裁を見てくれる別の人が居ても良いとは感じた。




■まとめ

本書についてまとめると、
・種判別に役立つオカヤドカリ図鑑
・個人で撮影したとは思えない美麗な写真たち
・ミニ「あまん」とも呼ぶべき、オカヤドカリ類について包括的にまとめられた情報


…の3点であるといえよう。


特に3点目について、「あまん」*1は現状簡単に読むことができないため、オカヤドカリ好きにとっては本書を入手するのが一番の良い情報源になるのではないだろうか?


それが2000円+税で手に入るものなら、安いものだと私は思う。

氏は「高額だから…」と仰っていたが、上記の価値プラス、撮影や執筆に対する労力を踏まえると、たとえ6000円でも購入する価値はある。

惜しむべきは、個人による出版であることから、本書が継続的に購入できるものでは無さそうなことくらいか。(10年後に買えるか?となると怪しいと思われる。)


・・・・・

オカヤドカリファン/フリークなら必携ともいえる本書。


販売については冒頭の通り著者HP参照ですが、2024年9月26日現在の情報だと

・2024年10月26日 いきもにあ(@京都市勧業館 みやこメッセ1F 第2展示場)ブースNo.170 にて本格販売開始(土曜のみ)
・2024年10月27日 通販開始


とのことなので、期待してお待ちください。


次は”Land Hermit Crab on Earth”ですかね?

(あとは個人的に、世界で唯一の”淡水に棲むヤドカリ”、Clibanarius fonticolaを探しに行くバヌアツ探訪記とかも見てみたいなと…。
自分でやれって??いやぁ厳しい…)

では!



拍手[2回]

久しぶりのブログです。
今回は自作PCの話です。

2024年2月、これまでメインとして使っていたメーカー製のPC(ASUS HURACAN G21)をリビング用の共有PCにすることにして、代わりに新しくPCを組み立てることにしました。

これまでのメインPCについて、
それほどスペックが低いというわけではなく、見た目もかっこ良く気に入っていましたが、ゲームをする時に少し重いかな~と感じ始めていました。(特にホグワーツ・レガシー)

小さな筐体(電源はアダプター2本で外に付けますが)にミッチリと詰まっていて、M.2 SSD1つと、2.5インチサイズのsATA SSDを2つ、3.5インチサイズのHDDを1つ積むことができる、中々優秀なやつです。



2019年から使用しており、メモリ(おそらく小型化のため、ノート用のSODIMMが使われています)を32GBから64GBに増設したり、専用のケーブルを海外から仕入れてSSDを増設したり、メインのM.2 SSDを513GBから2TBに換装したり、埃を吸い込んで時折不調になるGPUを分解清掃したりと、いろいろ弄くって約5年使っていました。



↑ 横っ面を開けた様子



↑ GPUの分解清掃の様子

最終的なスペックはこんな感じです。

CPU:Intel core i9-9900K
メモリ:64GB
GPU:GeForce RTX 2080
メインドライブ:M.2 NVMe SSD 2TB
データ用1:sATA SSD 2TB
データ用2:sATA SSD 2TB
データ用3:sATA HDD 8TB

ここから、映画やビデオなどを保存する為にHDDを16TBのものに替えたり、sATA SSDを抜いて1TBのものに差し替えたり等して、リビング用の共有PCとしました。

--------------------------------------------------

で、新しいメインPCの話です。
元職場の上司から自作PCについて教わって、旧リビング用PCを組み立てていたこともあり、今回はメーカー製のものではなく、自分でパーツを選んで作ることにしました。

2024年2月当時で、
・良いスペックで組みたいな~
・ピカピカ光らないPCが良いな~

ということを考え、ASUSのProArt(プロアート)シリーズに目を付け、それでほぼ一式を揃えました。



↑ ケースには「ProArt PA602」を選定。後ろにいるのは飼い猫のしま。
最初、家の前に届いていた段ボール箱を見た時は、(やらかした…)と思いましたwデカすぎる…



↑ マザーボードは「ProArt Z790-CREATOR WIFI」黒に金色のシックな感じが格好いい。
CPUは、特に深く考えずにIntel core i9-14900Kを選定。これが大失敗の元に…。



↑ 発熱するCPUを冷やすCPUクーラーは、簡易水冷の「ProArt LC 420」。140mmのファンが3つ連なる420mmサイズで、市場にある中ではほぼ最大です。これで冷やせないCPUは無い(はず?)
ちらりと映っていますが、GPUは「PROART-RTX4080S-O16G」。GeForce RTX4080 Superを搭載しながらも2.5スロットに収まるスタイリッシュな奴です。デザインも黒と金で統一されてピカピカ光らない。シックでかっこいい~
(流石に値段が高すぎるので、4090は買えません…)



↑ 電源は、これなら十分余裕だろうということで1200W電源の「ROG-THOR-1200P2-GAMING」を選定。消費ワット数がリアルタイムで表示される機能があるのですが…



↑ 残念ながら、ケース付属のカバーで覆われる上に、設置した机のカバーがあるせいで、どうやっても見えなくなってしまいましたw
光るパーツは、簡易水冷のインジケーターのみ。かっこいい~

あとは、メモリにはコルセアの光らない&黒いメモリ(DDR5-6400 32GB×2枚)を選んだりと、見た目にも性能にもこだわりました。

CPU:Intel core i9-14900K
メモリ:64GB
GPU:GeForce RTX 4080 Super
メインドライブ:M.2 NVMe SSD 4TB(Samsung 990 Pro)
データ用:SSD 2TB×2個、HDD 16TB, 8TB, 4TB等多数

お子が産まれる前でないと、こういったことは出来ないよな~、産まれた後は忙しくてPC組み立てなんか出来ないよな~
…みたいな言い訳を自分にしつつ、組み立て終わりました。

これで、もうしばらくはPC更新なんてできなくなるな~
などと思っていました。

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と こ ろ が

2024年4月、組み立て終わってから約2ヶ月、
何故かWindowsがブルースクリーンで落ちるようになり始めました。

あとは、ゲームをしようとしたら「GPUのメモリ不足ですよ~」と表示が出たり…。
(4080 Superは16GB積んでいるので、これで少ないと言われたら4090買うしか無くなる…それは明らかにおかしい)

最初、原因が分からず、いろいろと調査をしました。
上記に挙げたパーツのどれがおかしいかを一つずつ探っていくわけですね。

・メモリ
ブルースクリーンでよくあるのが、メモリ関係のエラーや故障です。
2枚から1枚に減らしたり、
オーバークロック(6400MHz)を定格(3200MHz)に落としたり、
メモリチェックテストを行ったり
しましたが、何も状況は変わりませんでした。

新品のメモリ(折角なので、既に持っていたものよりもちょっと早いDDR5 6600MHz 32GB×2枚)を追加購入して刺してみるも、全く変わらず。

よって、メモリの異常ではないことが分かりました。
(ここで無駄な出費をしている)

・GPU
GPUをいったんマザーボードから引っこ抜き、CPU内蔵のグラフィック機能から画面出力を行うようにしました。
もしGPUが逝かれていた場合、この方法で試すことによってブルースクリーンの原因がGPUだと分かるわけですね。

…変わりませんでした。

・SSD
新しく買ったSSDが壊れていた疑惑を解消するため、
家に転がっていた別のSSDをマザーボードに刺して動かそうとするも…
そもそもWindowsのインストールが進みませんでした。

マザーボードの別のスロットで試したりもしましたが変わりませんでした。

・CPU
よって、残るはCPUくらいだろうということで、IntelのCPU、14900Kが諸悪の根源であることがほぼ確定となりました。

2024年4月当時は、IntelのCPUが劣化故障するという話はあるにはあったのですが、ウワサ程度でしかなく、自分も(ホントかな~?変なオーバークロックやったんじゃないの~?)くらいの認識でした。

ただ、状況証拠からも、IntelのCPUがブルースクリーンを引き起こしていることはほぼ間違いが無く、いったんCPUを購入したお店に連絡して確認してもらうことにしました。

結果、CPUの故障であることが認められ、まだお店の保証期間内であったため、新品をすぐに送ってくれることになりました。

なお、CPUが無い期間のツナギのために「core i3-14100」を購入し(本来必要のない無駄な出費)、使っていましたが、問題は何も起きず、快適そのものでした。性能は低いですが。

その頃から、TwitterでもIntel CPU劣化故障に関する情報がポツポツ出始め、電圧設定や電流設定を下げて運用しないと“CPUが壊れる”ことが公になっていきました。

Intelは、2024年5月中に声明を発表するとしていましたが、結局何の音沙汰も無く、6月の下旬に英語サイトのCommunity内で「まだよく分からんわガハハ」みたいなことを言っていました。

CPUの劣化を遅らせると言われる「Intel Default Settings」が設定できるBIOSが配布されましたが、性能は大幅ダウンし、CPUクーラーが音を立てて回ることも無くなってしまいました。
※標榜していた性能を発揮できないことについて、2024年9月現在でもIntelは何の保障もしてくれていません

その後なんやかんやで、8月上旬に0x129マイクロコード修正版とされるBIOSが配布され、これを適用し、CPUにかかる電圧を制限すると「劣化故障しなくなるかもよ」(by Intel)みたいな状態になりました。
※このマイクロコード修正で、CPUの劣化故障が起きなくなるとは断言されていない




書きぶりでお分かりになるかと思いますが、
僕からのIntelの評価は地に落ちました。

旧メイン機の9900Kは何事もなく5年も動いてくれているし、
何ならもっと古い、2012年に購入したASUS TAICHIの第3世代core i7(低電圧版)もまだ動いています。(かなり気に入っているノートPCの為、時折起動させています)

当初標榜していた性能を発揮できず、声明は期限内に出さず、声明を出したとしても”情報を探していた人”しかたどり着くことのできな場所でしか出さず(しかも英語のみ)、さらには、また壊れるかもしれないという危険性を排除しきれない。

…いや~~…


それに輪を掛けて、2024年8月にまたCPU 14900Kが壊れてブルースクリーンを連発するようになりました。

経験すると分かるかもしれませんが、

・普通に使っているだけなのにいきなり青い画面になって電源が落ちたり、
・ゲームがいきなり落ちたり、
・ブラウジングしていたらエラー(STATUS_ACCESS_VIOLATION)が出て白い画面になり手動更新する必要があったり、
・放置していたらPCがいつの間にか再起動していたり

…すると、かなりフラストレーションが貯まります。

この2つ目のCPUについては、Intelカスタマーサポートに直で連絡して「返金」対応してもらうこととし、
そして、ちょうどよく、AMD社の新しいCPU・Ryzen 9000シリーズが販売になるということで、IntelからAMDに乗り換えることにしました。

勿論(?)、選んだのは最上位のRyzen 9 9950X。

マザーボードはIntelのものとAMDのものとで互換が無い為、それも新しく購入する必要があります。
ここでもProArtシリーズを選び、X670Eを選定しました、後から「X870E」が出る予定ではあるのですが、それまで待てないのと、「ProArt X670E-CREATOR WIFI」にはX870Eの要件であるUSB4端子も既に付いている為、これで十分じゃないか、ということで。

折角?Windowsをクリーンインストールするということで、メインSSDを”耐久性最強、ランダムアクセス性能最強”と名高い「Intel Optane 905P 1.5TB」を追加購入してシレッと差し替えました。
(元のSamsung 990 Pro 4TBはゲーム用ストレージとして運用)

そんなこんなで、1年に2回もPCを組み立てることになってしまいましたが、新しいRyzen機になってからは、ほぼほぼ快適に動いています。

一部のゲーム、というか一つのゲームだけは、プレイ中に特定のCPUコアだけに負担がかかり、OSレベルで動作がガクガクになる現象が起きていますが、そちらは運営に問い合わせ中です。(対応してくれるだろうか…)

また、速度等の違う(6600MHzが2枚と6400MHzが2枚)メモリ同士を組み合わせて4枚で運用するのはRyzen機では厳しいらしく、6600MHzの2枚だけになりました。
(Intel機では5200MHzに設定していれば普通に使えました。)

--------------------------------------------------

まとめ

IntelのCPUにより被った被害

・時間と手間
・メモリ代金(まだフリマサイトで売れていない)
・マザーボード代金(まだフリマサイトで売れていない)
・i3-14100の代金(まだフリマサイトで売れていない)
・CPUグリス代金(1回塗るだけで済んだところが、5回も塗るハメになり追加購入した)

というわけで、これから10年はIntel CPUを積んだパソコンを新しく買うことはしないと思います。恨みつらみを書きたくなるのも分かりますよね…?

今、恒常的に使っているWindows PCとしては、常時起動用ミニPCとサブ用のノートPCがあるのですが、そのどちらもRyzen搭載なので、ほぼほぼIntel CPUからは離れられていることになります。(リビング用として使われている旧メイン機を除いて)


結論:機械は信頼性が第一。

というわけで、今回の記事はこのあたりで。

では!

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