4月に入りました!2013年度開始ですね。
前回の更新以降は、4年次を送り出す「留送会」くらいしか大きなイベントがなかったですね。
卒業式は結局、参加可能人数などでゴタゴタがあったようで、面倒になって、残念ながら吹かないことにしてしまいました。もう楽器を吹くチャンスはほとんどなくなってしまいましたねぇ…。
3年次後期で取っていた講義も無事全て取ることができていて、一安心。
もう4年次は前期に「生物学ゼミナール2」(いわゆるゼミ)と「卒業研究1」を取って、後期には「卒業研究2」を取れば、晴れて卒業ですよ!…無論、卒業研究をやって論文を書いて提出してポスター発表で先生のサインを3つ以上もらわなくてはいけないのですが。
後は院試ですかね…。
過去問はもう5ヶ年分を手に入れているので、英語の勉強と、過去の講義ノートをまとめるのと、生物学の勉強をやる…といった対策をしなければなりません。
有名どころの「The Cell」(細胞の分子生物学)はちょっとお値段が高い上に範囲も深すぎる感じが否めないので、僕は「Essential 細胞生物学」をまとめる、という方法をとっています。これもなかなか分厚い本(「ゲノム」なみの)なのですが…、果たして間に合うのか!乞うご期待!
後、3月下旬に帰省した際家族と「将来はどうするのか」という話になり、研究室のT先生とも話し、自分なりに考えた結果、修士(マスター)まで行ったら就職しよう、と思うように最近なってきました。
卒論でオカヤドカリを使えて、修士でもおそらく扱えさせてもらえる。しかし、現実問題、オカヤドカリというものは研究を進めていく上でとても扱いにくい生物だろうということが分かってきました。甲殻類の生理機構自体未だ分かっていないことは多いし、ヤドカリを使う意義は(水産学的価値から見て)あまりない。そして「集団放幼を行う」甲殻類はオカガニなど別にも存在し、オカヤドカリがそのモデル生物として適しているとはいえない(天然記念物なので採集の時点で現状変更許可の申請がいる)、などなど……
オカヤドカリが好きで、それを研究したくてここ沖縄の琉球大学に入ってきたわけですが、それ(オカヤドカリの研究)で食っていこうとまですると、だいぶ現実は厳しかったのです(そんなに現実は甘くなかったのです)。
高校時代の恩師、生物の先生でもあり進路指導の先生でもあったのですが、その人は2年次の時に僕が母校へ訪れた時、「やっていこうと思えば院に進んでそのまま研究者になれる」と僕に言ってくれました。 その時僕は「(なんだ、途中で折れなければやりたいことができるのか)」などと思っていました。……今考えると甘甘ですね。練乳に砂糖と蜂蜜かけたのを羊羹に浸して食べるくらい甘い。
ここで、ふと現実の自分の状態を見てみると、とても悲しくなりましたね。
「院に行く」とは言っているけれど、その研究そのままでは将来はやっていけない。
はじめから院へ進むつもりだったので、教職も学芸員資格も取得していないし就活もしていない。
…今あるのは、ただ単位数だけがちゃんとある(我ながら評価は低くはないと思うが…)だけの、21歳半分終わりかけの4年次開始学生なのでした。
……さて、これからどう進むか…。
考えはないことはないのですが、とにかく勉強あるのみですな。果たして、自分の力が自分の信じているだけ存在しているのか…。最近は僕にしては珍しく、ネガティブな思考になってしまっています。
現在、新学期は始まっているのですが未だ講義は本格開始しておらず(開始しててもゼミと卒研だけなのですけど)、とりあえず研究室には顔を出してなにやらやっております。
「研究計画書」なるものの作成・提出を求められていて、それがなかなかどうして書くのが難しい。これを元にして卒論を仕上げていくらしいので、今ちゃんと書いておけば後が楽になる(らしい)ので頑張っております。どないかねー。
それでは、このへんで!
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