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とあるブログ
~背景~

僕は現在、格安SIMの一つであるnuroモバイル(VSプラン音声通話、ドコモ回線:792円/月、データ容量:月3GB)をメインに使用しており、Xperia(XQ-AS72)に挿しています。

ただ、通話中に音声が途切れることが多々あり、サブで持っている楽天モバイル機に通話を切り替えてもらうことが何回かありました。

それではいかん!ということでその原因について考えてみた結果、下の2点の仮説が浮上してきました。

・格安SIMで通信が不安定だから。(→SIMカード原因説)
・VoLTEが使用できない端末仕様で、3G回線での通話になるから。(→本体原因説)
 (補足:VoLTEとは、4G回線を使用して通話を行うものです)

上記のうち今すぐ試せるのは後者です。
なので、国際版Xperiaに国内版XperiaのROMを焼いてVoLTEを使用できるようにしようと思いました。

副次的なメリットとして、VoLTE化することにより2026年以降でも通話に使用することができます。(ドコモでは2026年に3G回線が停波するため)
(その頃まで今の機種を使い続けているかどうかは置いておく)

ググってみると、下のサイト様にたどり着きました。
https://mirenote.blogspot.com/2020/11/Xperia5ii-VoLTE.html

記事内のコメントやその他のサイトなどをいろいろ調べまわった結果、ミソだと思う部分が3点出てきたので、忘備録的に作業の流れとともに紹介します。

adb環境は構築済みです。開発者サービスなども有効化済みです。
(それが今回のROM焼きに影響するかどうかまでは知りません…)
そのあたりについては他サイトを参照ください。
参考: https://sp7pc.com/google/android/34263

下記の手順を実行して起こった出来事(データ消去・文鎮化・ウィルス感染等)については自己責任でお願いします。(いち個人が保証するようなものでもないですからね。)
また、2021年7月15日現在の情報なので、その点にもご留意ください。


~手順:3つのミソ~

■ Xperia開発者用のドライバーを準備する
https://developer.sony.com/ja/develop/drivers/
参考: https://akira-watson.com/android/nexus7-usb-driver.html

・自分の機種に合ったドライバーをダウンロードする。
・Xperiaを接続する。
・PC>デバイスマネージャー>ユニバーサル シリアル パス デバイス
 からXperiaを選択し(adb…という名称になっていました)、先程ダウンロードしたドライバーを割り当てる。


■ XperiFirmをダウンロードする
https://forum.xda-developers.com/t/tool-xperifirm-xperia-firmware-downloader-v5-6-1.2834142/

・後述のFlash Toolからは起動できなかったので単体でダウンロードしました。
・自分のほしいROMファイルを落とします。
・今回は「XQ-AS42_Customized JP_58.1.A.5.55B」。
・解凍し、ファイル「modem_X-FLASH-ALL-2389.sin」だけを適当なフォルダに移しておく。(以降の作業フォルダとする)
 →このファイルしか使いません。


■ Flash ToolではなくNewflasherを使用する
最近のXperiaにはFlash Toolは使えないらしいです。

Flash Toolを起動した際に2回ウイルス(トロイの木馬)が検出されたので、インストールしなくて良いと思います。



(話は脱線しますが、現在のWindowsの標準セキュリティは有能なのでマカ○ィーやAva○tなどのセキュリティソフトは買わなくて問題ないです。)

ダウンロード: https://forum.xda-developers.com/t/tool-newflasher-xperia-command-line-flasher.3619426/
参考: https://androplus.org/Entry/4297/
参考その2: https://note.com/qpsk/n/n67f9ffc5ff0a

・先程の作業フォルダに「newflasher.exe」を入れる。(→.sinファイルと.exeファイルの2個だけになる)
・Xperiaの電源を切り、音量下ボタンを押しながらPCにUSBで接続する。(緑色LEDが点灯する)
・フォルダ内の「newflasher.exe」を実行する。
・何回か設問が出るが、n→Enterで大丈夫。
・最後に、処理後のXperiaの動作を確認されるが、何でも良いはず。

・終了後、念の為もう一度再起動しておく。
・APN設定が変わっていたので、もう一度作り直す。

-----作業終了-----

~結果~

手持ちの楽天モバイル機からXperiaに発信してみました。



無事、4G表示のままで通話することに成功しました。(右上の表示参照)

通話品質について、短時間の通話ではあまり音声が途切れる現象は再現されないので、検証はできていません。
これについては、普通に使用していく中で継続して様子を見ていこうと思います。

それでも通話が途切れる場合はSIMカードが原因だと思われるので、nuroモバイルからの乗り換えを考えなくてはいけませんね…。
本日、ソフトバンクのLINEMOが3GB/990円のプランを発表したので、MNO各社からも同様なプランが出てくるといいですね…。通信/通話品質が良いに越したことはないですから。


では!




続きです。(2021.8.19追記)

2021.7.29に降ってきたソフトウェアアップデート(OTA)をかけようとしたら、「インストールできませんでした」と出て更新に失敗しました。



やはり、modem.sinだけ国内版に書き換えられていることから、何かしらの不具合が起きていると認識されて弾かれてしまったのかもしれません。

いったん、modem.sinをもとの海外版に焼き直してから普通にアップデートをかけようと思ったのですが、modem.sinを焼き直した時点でブートループ(再起動し続ける現象)に陥ってしまいました。

それを解決できた方法を記しておきます。

1. アップデートされたバージョンの海外版ROM(18.1.A.5.280)を焼き直す。
・「userdata…….sin」と「拡張子が.taのファイル」を取り除いてnewflasherで焼く
 →userdataを焼いてしまうと、既存のデータが失われる。.taについては不明

2. 無事に起動するようになった。
 →よかった!!!

3. 改めて、modem.sin(この時点では国内版はアップデートされていなかったので、最初に焼いたmodem.sinと同じもの)を単体で焼き直す。

以上です。VoLTEでの通話も変わらず可能になりました。
最初のブートループの原因が不明なのが少々気持ち悪いですが、無事にアップデートできてよかったです。

アップデートがあるたびにこういった検証をしなくてはいけないのか…と思いますが、国内版SIMフリーはかなり高額なので、自分の手で対策と検証をすることによってそれを回避できる…と考えるのか、面倒なことをお金を使って解決するか…は人によるかもしれません。

ただ、国内版SIMフリーだとおサイフケータイが使えるんですよね~。悩みどころかも。
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