一昨日、昨日と、生物の実験がありました。高3になって初です。
まずは金曜日。
「植物の組織培養」がテーマ。
ニンジンの形成層(細胞分裂が盛んなところ)5ミリ角を培地(栄養豊富な寒天?)に埋め込みました。
これが、1ヵ月くらい経つと無秩序に増える(カルスという細胞の固まり)らしいです。
それにオーキシンなどの植物ホルモンを放り込み、分化(それぞれの役割を持つ細胞に分かれまとまること)させるのですが、それはまた後の話。
「培地」というのは、植物にとって必要な栄養がたっぷりある場所です。
つまり、カビや細菌の栄養にもなるわけです。
「カビの増殖」が目的ではないので、完全に滅菌状態でしなければいけません。
ビーカーやフラスコなども滅菌するための、「高圧蒸気滅菌器」という、すごい器具(機械?)がありました。(超最強滅殺結界と名前が似ている…?)
ごつい(水着の脱水機サイズ?)。高い(35万円くらいするらしいです)。重い(たぶん)。
「専門道具」って、そんなものでしょうかね。楽器も、バットも、実験器具も。
それと、「メス」を使ったのですが、最初、逆向きで使っていて(切れ味悪いな…)と思いながら、力で切断していました。
途中で気付き、メスの切れ味を堪能(?)しましたが…。
で、土曜日の実験です。
「DNAの抽出」。
ブロッコリーのDNAを抽出しました。
「クロロホルム」を使ったのですが、僕は最初(気絶するほどの匂いってどんなんやろー?)と思って、その匂いを少し嗅ごうとしていました。危ない危ない。
「無臭だが、匂いを嗅いだら気絶する」という物だったんですね…。
ここでも、機械が出てきました。
その名も「遠心分離器」。
遠心力で、試験管の内容物を分離させる機械です。
毎分2000回転で5分間。ぐいんぐいん。
テンポ2000と考えると、すごい速さですね…。
もっとすごい機械になると毎分1万回転とか…。すごい…。
で、メタノールを静かにそそいだり何やかやで、白いふわふわの繊維みたいなDNAの抽出に成功。
お持ち帰り可能でしたが、同じ班の人が「俺欲しい!」と言ったため(1班につきお持ち帰りビンは1個しかない)、僕は持ち帰れませんでした。
…まぁ、ちょっと欲しいとは思っていましたが、仕方ないですね。気持ちの強い方に渡すべきなのです。
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