今日は2時限目から講義開始。
最初の講義は「生物学Ⅱ」です。
そこで懐かしいことが。
簡単に書くと「寒いところにいるサカナは暑いところにいるサカナよりもおいしい」という内容なのですが…。(生体膜の最適温度と口の中の温度の関係ですな)
実はその話、去年のオープンキャンパスの際、もとすけさんの運転する車の中で聞いたことそのままなのでした。(大学ってすごい、そんなことも習えるんだ!)と思った出来事でもあります。
それと同じですが、「ミセル」の話も。生物の「リン脂質」、化学の「せっけん」で出てくる話ですね。
・リン脂質(せっけん分子)を水に入れると疎水基を内側に、親水基を外側にした「ミセル」を形成する
…というのが高校で習った範囲でした。センター化学の過去問にも図示問題で出ていた気がします。でも、これだけだと、「だからどうした」って話ですよね。
そこで今日習った話を書くと…。
・リン脂質を「広い水面」に置くと、疎水基を上に向けて並ぶ。
・「空間制限のある水」に置くと「ミセル」を形成。
・さらにリン脂質の密度が上がると、二重膜構造(生体膜と似ている)を形成する。
・ということは、生命の起源は太古の海のタイドプール?
…的な内容だったと思います。
…いやぁ、最後のあたりでなんだか話のスケールが大きくなりその時は興奮しましたねぇ。
昼食は、生物系の人達と、最近学生会館にオープンしたカフェテリアで食べました。ホットドックセット(ホットドック&ドリンク&フライドポテト)300円也。
食事ができるのが妙に遅い(しかもパン冷めてたし…)のと、フライドポテトの量が少ない(あつあつでおいしかったですが)のと、中央食堂に比べると全体的に値段が高いのを除けば、結構いけると思います。
そして午後の講義。3時限目&4時限目前半に「生物学実験」が入っているのでした。
今回は「貝類の観察」。
ハマグリの全体(開かせたもの)をスケッチ、そしてエラを切り取り、消化盲のうと胃を見える状態にし、さらにスケッチ。……結果、同じ貝のスケッチが2つ並ぶはずでしたが、何故か微妙に殻の形が違う…。スケッチの練習をしないとな…。でもどうやって…?

↑ 開かせた状態。 臭いはあまりしませんでした。
カミソリでえらを切っているときにふと思ったのですが、つい数ヶ月前まで高校の制服を着ていた自分が、大学の教室で生物の解剖&スケッチをしているなんて、なんだか新鮮ですね。急に回りの生物レベル(?)が上がったというか。
…これから4年(あ、もう4年は切ってるんだ…)で自分がどうなるのか…。楽しみでもあり心配でもあります。
…自分の力で周囲や自分の状況を判断し、「今できること」をするだけですな。……でも、疲れている時や楽器を吹いている時など、時折注意力がブワッと一気に抜けることがあり、それはなんとかしなきゃな…と思います。
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